CPI発表前に大きく下げたS&P500

市場状況

S&P500は昨日、大きな下げとなりました

そのあとすぐ反発し、以下の3つの反転サインが出ました

1.出来高をこなした長い下髭

2.ボリンジャーバンド-2シグマタッチ

3.トレンドライン下辺タッチ

これらは典型的な反転サインとなります

現在は50日移動平均線のあたりをうろうろしているようです

ただ、CPIという2021年12月の米消者物価指数の公表を12日控えているので

(日本時間では明日12日、22時30分になります)

その情報が漏れており、それを織り込んだ下げなのか

それとも、実際に公表後はさらに下げるのか

予想が難しいところです

もし昨日CPIが発表されて、このS&P500のチャートがその結果なら

出尽くしで反発となり、押し目買いしやすいのですが

12日発表なので、ちょっとまだ安心して買えない状態です

日経平均はというと

昨日祝日だったのがラッキーだったのか

昨日の日経平均CFDの下げはボリンジャーバンドー3シグマに到達しておりましたが

CFDだけということになっており、現物や先物は助かったようです

チャートでは日経平均のほうがS&P500より下げたきった感があります

日経平均はいつもS&P500次第なので

CPI発表後のS&P500の反応を見ないと押し目買いは安心できません

CPI発表直後には短期で大きな上下があるかもしれません

巷ではCPI発表後に大きく下げるという意見が多いですが、さあどうでしょう

先物などは損切りされる可能性が高いので新規売買はやめたほうがいいと思います

オプションについても、一発狙いなら1月限は価格も今は格安ですが

今からの1月限の特にファーの新規PUT買い、CALL買いは減価リスクのほうが高いでしょう

もしどうしても新規で参加したいのであれば、大きな値動きに対応できるポジション

例えば買いと売りを組み合わせたデビッドスプレッドやカバードコールカバードプット

が適当かと思われますが

結論としては、もし今ポジションを保有していないのであれば

12日のCPI発表後のS&P500の反応を見てから動くのが一番無難だと思います

後気になるのは、前回言いましたハイイールド債と同じく

先行指標の一つである長期債利回り

米10年債の利回りは上昇一服したのですが、米2年債利回りの上昇が止まりません

10年債だけ上げ止まり、2年債だけ上がってしまうと

イールドカーブのフラット化が騒がれ、株価下落の原因になりかねません

もちろん、株価がこの影響で下げたかどうかは

いつものように下げたら後付けでニュースでは伝えらるだけでしょうが、、、

今年に入ってからもフラット化は進行しています

以下のチャートは昨年12月1日と1月10日を比べたものになります

フラット化が急激に進んでいることがこれでわかると思います

Dynamic Yield Curve

最後に海外勢の動向を見ておきましょう

先物は特に大きな売買はないように見えます

それぞれの戦略のまとめ記事

コールオプション戦略のまとめ

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