超短期コール買い最強戦略 コールバックスプレッド

オプション取引の基礎

今日はさすがに上昇に一息ついたのか、少し調整が入ったようです

ただ、買いのチャンスを狙うという場面はこれからも続きそうです

以前、プットは現在価格に近い権利行使価格(ニア)より遠い権利行使価格(ファー)

の方がいざ急下降の場合に爆発力があると以下で話しましたが

ニア、ファーオプションの特徴を生かす戦略 バックスプレッド

これはコールでも同じです

昨日の相場もそうでしたが、ファーほど上昇の割合が高かったと思います

特に昨日のファーコールは日経が500円以上も急上昇したため、

ファーコールのほとんどは100%以上上昇しているものも多かったと思います

対して、現在価格に近いコールはそれほど上昇していないものも多かったと思います

これは単純にファーコールのほうが安く、仕手株のように上昇する割合が高いので

急上昇の時はニアコールよりファーコールに買いが集まるからです

この特徴を利用した戦略がバックスプレッドです

内側のコールを売って、外側のコールを複数枚買うという戦略です

例えば以下のようなポジション取りになります

昨日のようにコールが急上昇した場合に

ファーコールのC30250が5枚買いが内側のC29375の上昇割合が大きいため

以下のように反ったような右肩上がりになり

もし本日中に30000円まで上昇した場合は(かなり可能性は低いですが)

528,000円の利益になります

さらにC30250を売っているので、

費用はかからず、むしろ売り買い差し引き10000円プラスです

要するにコールを空売りした金でコールを買ってるのです

最大損がなく最小利益1万円の利益で最大利益が528000円

こんなありえない戦略あるのかと思うかもしれませんが

もちろんいい話だけではありません

これは、超短期でしか使えないという欠点があります

以下を見てください、もし同じく30000円の場合の利益が482000円に減っています

これは明日28日の場合の最大利益になります

要するに1日で最大利益がタイムディケイにより46000円減ったのです

これは時間が立つとファーコールのほうが減価しやすいためです

さらにもし短期で急上昇しない場合、例えばジグザグ相場の場合も

日ごとに最大利益は減価していきます

そのまま置いといてもSQ日までもてば10000円の利益だからそのまま置いとけばいいのでは

と思うかもしれませんが

実際、ファーコールC30250の減価のほうがC29375より大きいため

損益分岐点がだんだん厳しくなります

以下のシュミレーションに示されているように

SQ日までに急上昇しない場合は29080円がSQ日の損益分岐点となりますのでご注意ください

これを使えるのはほんとに限られたときのみだと思います

ただ、超短期だが資金なしでこのような戦略がオプションでは取れる

ということだけは気に留めておいてください、いつかは使えるかもしれません

超短期で上昇狙いで数日で決済するのを最初から決めていたら

間違いなく最強の短期戦略でしょう

最後に海外勢の売買同行を見ておきましょう

ゴールドマンとCスイスは日経売り、TOPIX買い

オプション手口は特に目立った動きはありませんでした

野村は日経売り、TOPIX売りがこのところ多いように見えます

国内は衆議院選挙が終わるまで動けないのかもしれません

ぜひこちらも参考にしてください

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