暴落した時に打診のコール買い

オプション取引の基礎

ここで説明する戦略のほとんどはプットの戦略

なぜならプットの投稿が読まれる可能性が高いからです

ただ、プット買いは確かに一瞬で大きく利益も出すことができるのですが

ほとんど当たらないし、超短期でしか利益が出ないことが多いと感じます

その点、コールは時間をかけてじわじわと上がるので

せっかちの人にはもどかしいかもしれませんが、

遅れて入っても十分間に合うし、日々価値が上がってるのを確認できるのはいいことです

特にこのように一時的に下げた時に打診買いとしてコールを、下げるリスクヘッジも考慮し買うと大きな利益を生む事になります

ただ、時間をかけて上がっていくということは、コール買いだけで挑むと、オプションの一番の特徴であるタイムディケイを味方につけれません

では、タイムディケイを味方につけたコール買いはないのでしょうか

それはもちろんあります、

一番基本的なのは前回基本編で紹介しました、以下です

日経225オプションの基礎③ コールオプション(買い+売り)

この戦略は、コール買いのタイムディケイをコール売りで補うものです

もちろん全てを補えるわけではありませんが、約半分は補えます

損益を限定する、タイムディケイを味方にする代わりに最大利益を限定します

例えば、現在の日経平均は27910円で、これから28000円を越えて推移すると思う場合

以下のようなポジションを取ります

C28000 買 435円

C28500 売 205円

このポジションは、通常の買いだけなら435円(435,000円)ですが、

同時に売りを入れる事により、かかるコストを435−205=230円(23万円)まで抑えることができます

なおかつ、相場がジグザグですぐに上がらなかった場合でも、205円のコール売りの価値がタイムディケイにより下がりますので、435円のコール買いのタイムディケイによる価値の下落をある程度補うことができます

2つの価格が倍違うから半分しか補えるのではなく、ほとんど補えてしまうのもいいところです

一度ポジションを取る前にシュミレーションして双方の価格が意に反して下落した時にどのように変化するのか観察してみるのもいいかもしれません

さらに、予想が外れて、相場が下がった場合でも、下がるとコール買いと共にコール売りも下がりますので、SQ前の損切り額がコール買い単体の時よりも少なくなります

さらに損益チャートを見ると

最大利益 270円

最大損益 230円

の、利大損小ポジションになります

タイムディケイを味方につけたコール買いポジションの完成です

オプション取引のおすすめの書籍は、これを読めばいいでしょう。

最初は難しいかもしれませんが、本来オプションは理解するまですごく時間がかかります

ただ、一度理解すれば慣れてくるので是非読んでみてください

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