これはこのブログでも一番読まれている以下の投稿のパート2になります
今回は尊敬する北浜投資塾の守屋 史章さんの以下の動画をもとにしたものです
その中でも一番悲惨なものをピックアップして紹介します
2011年 3月
日経平均現在価格 10170円
C11500 売り 1円 100枚
P7500 売り 1円 100枚
*今は50枚に制限されていますが当時は最大100枚まで売買することができ証拠金もそれ程高くありませんでした
CALLは現在価格から約1500円以上
PUTも約3000円以上離れており
11500円から7500円の間に日経平均が収まった場合に
CALLから10万PUTから10万の合計20万の利益になる
勝率9割といわれる無難なショートストラングルという戦略です
おそらく、この方は毎月20万の利益を同じ方法で得ていたのかもしれません
その後、あの311大震災がおこり、原子力発電所が爆発しました
そしてPUTの証拠金が2000万円まで膨らみました
もちろん、この金額を用意できれば何の問題もないのですが
これだけの金額を用意できる方がどれだけいるでしょうか
もし用意できない場合は強制決済となり
証拠金も払う必要がありますし
手数料も通常の10倍とられます
さらに、この時の日経平均価格はPUTの7500円よりも1500ほど高い9000円付近であったのです
結果的に4月8日のSQ値は9612円で終わっており
その時に証拠金2000万を用意できれば、P7500は助かっていたのです
ただ、このような有事の時は、板から買いが消えます
よって損切りしようとしても、できない可能性が高いのです
さらに、自動売買などで、一定価格になれば成行買い、指値買いなどしていた場合も
板に買いがほとんどないわけですから
とんでもない価格で損切りされている可能性があるのです
これほどの有事は今後ないかもしれませんが
PUT売りのリスクは理解しておいたほうがいいと思います
オプション戦略のまとめ記事
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