ちょうど、尊敬する両学長の今日の動画が、
自分の経験にすごく当てはまるなと思ったので共有します(最後にリンクを貼り付けます)
軸ずらし転職というのは、例えばIT関連の仕事をしていたら
IT関連の仕事を違う業界に転職して行うということです。
私は今まで7回転職し、今の会社が8社目になります
業界は、
物流ソフトウェア(ベンチャー)→製造業→コンサルティング→CADCAMソフトウェア→金融ソフトウェア→金融ソフトウェア→金融ソフトウェア→メディア
で、約6つの業界を渡り歩きました。
日本企業の人たちは、ほとんど転職などせず一つの会社に長くいる人もいると思いますが
外資で転職が多いのはあたりまえ
むしろ、同じ会社に3年いればほぼすべての業務に慣れてしまうので
それでも、同じ会社に居続ける人は向上心がないと思われたりもします
転職してない人は忍耐力がある、と思われるかもしれませんが
それよりも、
新しいことに挑戦することを避けてきた人
この人は環境の変化に耐えることができるのだろうか
自分のキャリアを主体的に考えることのできる人なのか
と思われることが多いと思います。
次に外資系企業では、ほとんどジェネラリスト
いわゆる全般的になんでもできるが得意分野がない人、はいません
事務関連以外はほぼスペシャリストだけになります
外資系企業の面接の時は、ジェネラリストの人は
あまりそのことを言わないほうが有利かもしれません
外資系企業が求めるのは圧倒的に即戦力です
できるだけ早く専門知識で会社に利益を生み出すことを期待されているのです
成果を出すまで努力をしてることを見せても何も意味はありません
結果だけです
むしろ努力していないようにみせるために平日は定時で帰宅し
業務知識の勉強は週末に誰も見えないところでやるという人もいます
結果が出てれば、さぼってても誰も何もいいません
そうなると、できるだけ早く即戦力になるには
変化にすぐに対応できる人です
自分の場合は、もちろんリストラなど、自分がやめたくて辞めたわけではない会社もあります
でも同じ業界にとどまらず
このように多くの業界に携わる仕事ができてとてもよかったと思ってます。
その理由として、
- 業界により、同じ仕事をしてても収入が全然違う
- 一度の失敗が、ずっとその後の自分の仕事に影響する業界がある
- いろいろな業界で実際に仕事をしてみないと、なにが自分に合うのかわからない
業界により、同じ仕事をしてても収入が全然違う
同じようなITの仕事をしていても、業界により待遇が全然違います
今まで経験した中で、収入がいい順番でいうと、
製造業<物流ソフトウェア(ベンチャー)<CADCAMソフトウェア<コンサルティング<メディア<金融ソフトウェア
といったところでしょうか、
もちろんこれは、自分の経験と同僚や先輩などに聞いた話で、
年齢や能力や会社により異なると思います。
しかし、仕事量でいうと物流ソフトウェアやコンサルティングではかなり働き
徹夜などもしょっちゅうだったのですが
製造業、CADCAM、メディアなどではまず徹夜はなかったです
その割に、今働いてるメディアは年齢や経験が増えたというのもありますが
その前の金融に比べると仕事量も少なく、給料もさほど変わりません
ただ、金融業界はマネージャークラスになると格別に収入が高く
バリバリ働いてどんどん能力を上げていく人ほど、収入が上がるといった感じでしょうか
自分は、そういうバリバリよりワークライフバランスが優先してきました
別にバリバリやらなくても適度に頑張れば外資系でも生き残れます
一度の失敗がずっとその後に影響する業界がある
ITの仕事の中で失敗は避けて通れないものだが、一度の失敗をずっとその後の自分に影響する業界があると思います
もちろん会社や仕事によっても違うかもしれませんが
自分のいたIT業界では、金融ソフトウェア業界がそうでした
メインテナンス作業、アップグレード作業、テスト
など、プロダクションと言われる、本番環境の作業で定期的に上記作業を行うのですが、
全く毎回失敗しないなんて人間はもちろんいません、なのでいつかは失敗します。
ただ金融業界のソフトウェアの失敗は、とにかく金額のダメージがすごい
当時働いてたある海外支店の話では
ソフトウェアトラブルで兆単位でクライアントに損害が起きたこともあるようです。
もちろん失敗した本人はそのような金額は払わなくてもいいし
会社も保険に入っているので、賠償することもありません
金融ソフトウェアというのは
株式やデリバティブといわれるオプションや先物などをあつかっているものもあり
製造業などの損害とはシステム停止による損害が比べ物にならないのです
自分も金融業界で失敗したこともあるのですが、
失敗すると、その後もずっとあの莫大な損益を出したやつと覚えられます
これでも、会社に居続けられる人は相当メンタルの強い人です
外資ではさらにマネージャーなどは
部下の責任は自分の責任などという人はほとんどいません
日本人のマネージャーは部下の責任は自分の責任という人もたくさんいますが
外国人では今まで一人もいませんでした。
むしろ、お前の責任で俺に全く責任はないというマネージャーばかりでした
ITの仕事で失敗は避けられないものです
失敗しても、同じ会社でいたいなら、金融業界はおすすめしません
ミスしたとときの、あのドキッ
っというのは、いつまでも忘れられないでしょう。
いろいろな業界で実際に仕事をしてみないと、なにが自分に合うのかわからない
結論をいうと、実際その業界で仕事してみないとどんなものなのかわかりません、
同じ仕事をしてても周りからすごく感謝されたり、
同じ仕事量でも給料は変わらず、失敗したときのプレッシャーなどもない会社もあります
失敗をしない自信があり、忙しくバリバリ働いて、給料を上げて
ワークライフバランスなんてどうでもいい人は、金融業界でバリバリ働いてください
自分には合ってないと思いましたし、
今の同じような仕事をしても、周りに感謝してくれる人がたくさんいる
今の業界が僕には一番だと思ってます。
以下の書籍を読んだ時、上記のわたしの経験とかなり似ていると思いました
ピボットというのは軸という意味で
私の場合は、ITという軸はそのままで、業界を変えて今に行き着いた形になります
ぜひ、読んでみてください
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