日経225オプションの基礎⓹ プットオプション(売り)

オプション取引の基礎

日経225プットオプションの売りについて話したいと思います。

コールと同じで、売りオプションのみを売買する場合は、

通常はアットザマネー(日経225先物4月限の現在価格)付近のプットオプションを買うことは少なく

もちろん、戦略的にアットザマネーのプットオプションを売る戦略もありますが、

SQ確定日(4月9日)に日経225先物4月限の現在価格が

売ったプットオプションの価格以上になってしまうと、インザマネーとなり、売った価格+それ以上上げた分の保険料を払わなくてはなりません。

以下の例でいうと、日経平均先物の現在価格は29330円で、それに一番近いのは29375円

その価格は、590円(59万円)になります。

証拠金は1,431,000円とバカ高ですね

プットオプションの売りなので、プットオプションの買いと反対になり、

日経平均先物が下がるとどんどん損益が膨らみます。

売った時点で1,431,000円の証拠金で、現在価格より少し上の29375円のプットオプションなので、少しだけインザマネーとなり、

1,431,000円の証拠金は日経平均先物が下がるごとにどんどん増えてきます

めちゃくちゃ怖いですね

なので、戦略的に行う以外は、すでにインザマネーのオプションを売ることはほぼありません

では、実践的な売りはどのようなものでしょう。

以下は日経平均先物の現在価格より500円下の29875円で、価格は320(32万円)になります。

先ほどよりは下がりましたが、証拠金は1,194,000円と、それでもバカ高い

この単体で売るのには相当資金が必要ですし、予想に反して下がればどんどん証拠金は増えていきますので、とても単体では売れません。

では、どうすればいいでしょう。

それは、コールの時と同じように

売りと買いを両方同時売買し、証拠金限定、利益限定のポジションを構築します

それについては次の日経225オプションの基礎⓺で話します

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では、コールと同じように、日経平均先物の現在価格より2000円下のファープットはどうでしょう。

以下は、27375円のプットオプションで価格は99円(99000円)

証拠金は、607,000円になります

さっきよりは減りましたが、99000円の利益のために約60万の証拠金

さらに、ファープットは相場が下がりだしたときに日経平均先物の在価格に近いプットより上がり幅が大きいです

なぜなら、近いものより価格が安くお手頃だからです。

相場が下がりだすと、安い保険料のファープットをみんな一斉に買いだします。

数分で何倍にもなるものもあり、これぞ一攫千金ですので、

プットオプションはコールオプションより人気が高く、価格もコールオプションと比べると高いです

2000円はなれたファープットだけを売るのは比較的確実に利益を得ることができ

この99円を得る確率は約8割ほどでしょう(場合にもよるが売りが確率はこのくらいと言われている)

しかし、いざ相場が下げたときのことを考えると、、、、

それでも勝つ確率が高いのは事実で、リスクを負っても99円(9万9000円)を得たいというのならいいですが、それをどうしても得たいというなら、最低限以下はリスクヘッジとして行いたいです

1.さらにファープットのプットオプションを買う(上の例でいうと500円さらに下の26875円)

2. 下がったときにさらに先のプットオプションを下がったときにトリガーする仕組みを作る

1については日経225オプションの基礎⓺で話します

2については逆指値注文を使えば、

現在価格が50円のプットオプションが相場の急落により100円になれば買う

という発注トリガーを付けることもできるし、超危険な単体プット売りに保険を下げたときの付けることができ、少しだけ安心です。

しかし、基本は売るのと同時に26875円のような外側のプットオプションを保険として買うことをお勧めします。日経225オプションの基礎⓺

コストがかかって利益が減ってもも、その価値はあると思います。

とにかく、プットオプション単体ではおちおち寝ることもできません

なぜ、ここまでして、プットオプションを売りたいのか

それは、オプション買いなどと比べて、圧倒的に勝ちやすいからです

あと、コールオプションよりプットオプションのほうが価格が高いので

より高いプレミアムがもらえるということです

リスクが高いからこそ、リワードも高い

ハイリスクローリターンです(日経平均225先物とかと比べると99000円の利益は比較的少ないため)

ただ、日経平均225先物とかと違い、何回もいいます、圧倒的に勝ちやすいからです

先物だと勝つ確率は五分ですが、プットオプションは日経平均先物の現在価格より離れれば離れるほど

勝つ確率は上がります。

ファープットの勝つ確率は8割といわれており、ファープットの買いが2割の勝率でしか勝てないのとくらべると圧倒的に有利です。

ぜひこちらも参考にしてください

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