ヘッジは上級者だけがやる事ではない、むしろ初心者がやるべき 初級編

オプション取引の基礎

初級編もどうやら多くの方に見ていただいているようなので、今回は初級編です

ある程度のオプション取引経験者はあくびの出る内容だと思宇野で、とばしてください

ヘッジと言うのは買いを入れた場合に必ず同時に売りも入れるということです

上昇しそうと思い買いポジションを取り

同時に売りポジションも持つということです

先物や株だけをやっていた時はこういう考えは全くなかったです

そもそも、先物は現在価格でしか売買できないし、違う限月を売買するくらい

株については空売りはレバレッジが先物などと比べて低い割に

手数料が高い、空売り側は配当も支払わなくてはいけない、

逆日歩など訳のわからない仕組みがある

なのにリスクはそれなりに高い

よってとても割に合わないと思いました

株についてははオプションや先物のようにどれとどれが相関性があるのかわかりにくいからです

それに比べてオプションはコールの反対はプットで、相関性はわかりやすいし

異なる権利行使価格で売りと買いを同時に仕掛けることが容易にできます

オプションを始めた当時はプット買いのみ、それもファープットを買ってひたすら暴落を待つ

なんて事もしていた時もありますが、

確かに当たって20倍とかになった事もありますが、もちろん再現性のない取引で

ほとんどの買いはタイムディケイにやられて紙くずとなる場合が多いです

実質買いだけでの勝率は2割と言われてます

ただ売りを組み合わすことにより、失敗した時も損を少くすることができます

指値で損切りを入れとけばいいとか言われるかもしれませんが、

これは先物のようにいかないのです

なぜなら日経225オプションというのは米国のオプションなどに比べるとまだまだ人気もなく

出来高が少ないため、無理矢理マーケットメーカーという機械が見せ板を作り

さも売買が盛んに行われているように見せかけているだけというのが多いからです

特にナイトセッションでは、注文を入れたらわかるのですが、以下のような場合

30が並んでるのはおそらくマーケットメーカーでしょう、不自然です

例えば430円に1枚買いを入れ、その後に相場が急落した場合、

上にある30枚の板はあっという間に消えて

自分の買い1枚だけが430円の残る状態になることも多々あります

結論としては、先物のように指値で損切りを入れておくと

ナイトセッションにとんでもない価格で損切りされることがあります

よって損切りを入れる代わりに売りを入れて、損切りを入れてるのと同じ状態を作るのです

例えば以下のようにC28000に500円上のC28500円売りを入れることにより

損益チャートは以下のようになり

思い通りに行かなくて28000円から暴落した場合も、−215円(21万5000円)以上の損はしなくなります

もちろん、C28500円の代わりにC285250円を売り損切りラインを浅めにする事もできますが

最大利益も半分の125円となり、上の最大利益の半分になります

他にもヘッジをつける戦略はいくらでもありますが、これは1つの例です

上のシュミレーターでは証拠金が100万をこえてますが、

実際は2つのコールの差の215円(21万5000円)がこのポジションのコストになります、

証拠金も売りと組み合わせた場合はゼロで増える事もありません

証拠金が増える事ほど恐ろしいことはないので、

損切り設定より、コール売りと組み合わせる利点になるでしょう

プロはほとんどの場合ヘッジを入れます

これはプロでも上下どちらに相場が動くかわからないからで

プロがヘッジを入れてるのなら、素人はなおさらヘッジを入れるべきでしょう

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