FOMC前にカレンダースプレッドを残したわけ

オプション戦略

今回は久しぶりにオプション戦略編です

FOMC前に残しておいた以下のカレンダースプレッド

このポジションがFOMC後に相場が動いた場合のそれぞれのケースについて話したいと思います

FOMC発表後、5月限SQに27250円より上昇した場合

この場合、もし日経平均が27250円以上に上昇すれば

5月限P27250の500円がまるごと利益となります

6月限P27250は日経平均が27250円以上になるとプレミアムは低下すると思いますが

6月限であるため、タイムディケイも少ないため

5月限P27250の利益500円(50万以上)のマイナスにならない限りはによりカバーさるはずです

FOMC発表後、5月限SQに27250円より下落した場合

この場合については、5月限27250売りが6月限P27250買いにほぼカバーされています

なぜほぼカバーされるのかと言うと

もし想定以上に大きく下落した場合

5月限のボラティリティが6月限のボラティリティを大きく上回る場合があり

いわゆるベガによるオプション価格の変化の影響です

その場合は6月限P27250では5月限P27250を完全にカバーできない場合があります

ただ、相当大きな下落とならない限りはボラティリティの違いは起こらないと思っています

後もう一つ懸念点としては、あまり大きく動いた場合

SQに同時決済する場合に6月限の板がスカスカになるため困難になるということです

この場合は先物とファーオプション売りなどで対処する方法がありますが

今ここでは詳しく述べないことにします

FOMC発表後、5月限SQに27250円付近だった場合

この場合については、日経平均が27250円より上か下かによっても大きく違いますが

確実なのは期限間近の5月限27250円が

今の価格500円よりタイムディケイにより減価しているはず

だということです

もちろん6月限P27250もタイムディケイにより減価していると思いますが

5月限ほどではないということです

これがタイムディケイを利点にとったカレンダースプレッド戦略の特徴になります

結論

理想としては1で、27260円で5月限SQを迎えてくれるのが一番利益が大きいです

このように、カレンダースプレッドを残した理由は

日経平均が27250円以上になった場合と

ほぼ動かなかった場合は利益となる場合が高いからで

仮に下に動いたとしてもほぼカバーされているし

必要証拠金も少なくて済むからです

1以外の場合は利益はそれほど大きくはないが

損も少なく勝つ確率の高い戦略だと思います

PUTだからといって下にいくより上に行くほうが利益があるというのも面白いですね

まだまだカレンダースプレッド戦略については実験段階で

相場が大きく動いた場合の予想が経験不足で難しいのですが

もし何か間違っているような発言があれば指摘していただくとありがたいです

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最初は難しいかもしれませんが、本来オプションは理解するまですごく時間がかかります

ただ、一度理解すれば慣れてくるので是非読んでみてください

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