米国債2年債の急騰、ゴールドさえ下げた日

市場状況

S&P500は昨日、FOMCの結果を受けて-0.15%の下げ

FOMC発表前に既に上昇しており

200日線をタッチする場面もありましたが

その後下げに転じました

取引時間内では上げを戻しただけで

それほどのマイナスにならなかったようです

どうやらFOMC後に下げる時間が限られていたからといわれています

それが時間外で日本時間にさげたようで

日経平均を道連れにしたようです

ただ、下のチャートを見るとわかるように

黄色線のボリンジャーバンド−2シグマに支えられているようです

昨日は日経平均が−2シグマより上を推移していたので

日経平均がどれほどS&P500より下げたかがわかると思います

日経平均は見ての通り

米国より敏感に反応したようです

日経平均はボリンジャーバンド−2シグマを軽くこえおり

午前中のTOPIXの下げが日銀がちょうど来れない水準で下げ止まっており

意図的なのか、日銀職人のミスなのか1.98の下げとなっていました

おそらく本日は日銀の買いはなかったと思われます

一つの原因として言われるのは、

FOMC後に前も言いました米国債2年利回が1.178と暴騰しています

1月17日の週のパターンとよく似ていると思います

赤直線1%を超えてきたときが前回の急騰ですが

比べ物にならないくらい大きいことがわかります

対して米国債10年利回りがさほど上昇していないため

イールド・カーブのフラット化進行がかなり進む結果となりました

あと気になるのは安全資産として買われるゴールドでさえ昨日下げたことです

もしゴールドさえもこれからも売られるようであれば

他の商品の損出を埋めるために売っているということなので

コロナショックと同じく、何でも売り相場になってしまいます

一度上昇がないとさらなる下げは厳しい

と言う考えは変わらないです

S&P500チャートではミニダブルボトムらしき形状はできていますので

今夜の米国市場次第でもしさらに下げることがなければ

一度反転もあるかもしれません

ただ、ある程度反転の後は

戻り売りがあるということを想定しておいたほうがいいかもしれません

これからしばらくは

買いは現物だけにして、デリバティブでは戻り売りが有効な戦略になるかもしれません

海外勢の動向はどうでしょう

どうやら昨日の野村の先物大量買いは

レバレッジETFが大量に買われたのをカバーするためで、機械的なものだそうです

バークレーズの日経平均買いとみずほのTOPIX売りが目立ちます

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