日本の取引所は中国株のように全銘柄ストップ高とみたいなインチキはありませんが
やはりどう見てもインチキだと思われる場面があります
それはSQ確定日の朝9時です
SQ確定日の9時にSQ値の暫定値と言うのが発表されます
実際のSQ確定値は15時以降に発表されますが、この暫定値と同じ値になる場合が多いです
この時、どうしてもSQ値を上げたい機関投資家などが、SQ値を無理矢理上げたりします
どうやって上げるかというと、日経平均に影響の大きい銘柄などに見せかけの気配値を出すのです
要するに見せかけの大きな買い注文を入れ、気配値を高くすることにより
日経平均のSQ値をあり得ない高さまで上げてくるのです、
そしてこの大きな買い注文は約定する前に消えたりします
詳しい仕組みについては私も分かりませんが、
暫定SQ値が確定した後、急落なんてことがしょっ中あります
残念ながら、これは毎月行われており、プット買いで利益を上げようとしている人たちにはいい迷惑、
コール買いを持ってる人たちにとっては最後に思わぬ上げで利益が出たりします
これを先物を使い、うまく利用している人もいます
例えば、7月のSQ確定日直前の前日の最終売買日(日中)に7月限先物を買い、8月限を売る(空売り)
要するに、7月限はSQ確定日当日に不当に釣り上がることがわかっており、7月限の買いで利益を上げ、その直後に下げる事が多いので、8月限の売りで下げた時に利益を上げるという方法です
私はこのような事はやりませんが、意外と毎月この売買を行なっている人も多いらしいです
試しにこの9日金曜日のSQ確定日の7月限SQ値とその後の8月限先物の値を観察してみてください
1日で買いと売りで高確率で利益が出せるのなら、いい戦略かもしれません
ただ、たまにSQ値が思った以上に上がらい場合もあります
例えば前日に米株が暴落した時などは7月限先物を当日決済できないため(前日の最終売買日の日中に7月限は売買停止になっているため)7月限先物がナイトセッションで下げても決済できません
いずれにせよ、このようなインチキが堂々とほぼ毎月、日本市場で行われてるです
見せ板については個別株でも行われていることが多く、引っかからないように気をつけたいものです
ちなみに、オプション取引の板でも売買が盛んに行われているように見せるため、
マーケットメーカーと言うものが機械的に売り買いの見せかけの板を作っており、
実際オプションの注文を出してみると、約定前にさっと他の気配が消え、自分の注文しか残ってないように見える時があります。
まあ、これはオプションは取引量が少ないので仕方がないでしょう、
これらのことを考慮すると、オプション売買はできるだけ、日中の取引量が多いときに売買するのをお勧めします
ぜひこちらも参考にしてください
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