裁定取引(アービトラージ)に昔も今もやられる日経平均

市場状況

S&P500は先週の下げからほぼ変わらず

安値付近でボリンジャーバンド−2シグマを這うような動きですが

さらに下や上に行くほどのパワーもないようです

日経平均はというと

朝方は大きく上昇し6月限は26955円まで上昇する場面もありましたが

その後下落し26600円まで下げ

再度上昇したようで

その上昇も以下のように20日線で抑えられたようです

今日もそうなのかはわかりませんが

どうせ裁定取引業者のお小遣い稼ぎになっているのでしょう

FOMC結果発表前なのに、日経平均は危険とか

FOMC後は出尽くしで買いになるとか

注目を浴びたい占い師が増えているようですが

おそらくFOMC後に株価がどうなるかはパウエルさんでもわからないでしょう

チャートにさえ迷いがあると思います

余談になりますが、昨日NHKで1990年のバブルの再現ドラマ

東京ブラックホールという番組をやっていましたが

それでも言ってましたが

バブルが崩壊して株価が大きく売られている時

海外勢が裁定取引で売りを際限なく浴びせていたが

当時資金力ではだれにも負けなかった野村〇券は

それをいつかは尽きるだろうとひたすらナンピンしていたようです

まあ、細かい理由はほかにもいろいろあると思いますが

どうやらその時代には裁定取引という仕組みを理解している人はいなかったようで

なぜ売りが途切れないのか理解できなかったようです

今や当時のような豊富な資金力もない国内機関投資家がどう海外勢に打ち勝つのか

なぜ国内機関投資家が海外勢の後追いしかできない理由の一つなのかもしれません

後追いだけなら、24時間働けるプログラムトレードのアルゴだけで十分で

そのプログラムも組めないトレーダーなど時代遅れで解雇されるわけです

一度ある大手証券会社でトップトレーダーの部屋に入ったことがありますが

大手にかかわらず、数人しかその部屋にはおらず

社員でもその部屋に入るにはセキュリティ認証が必要で限られた人しか入れず

とても静かな窓もない部屋でした

その人たちがアルゴのプログラムを組んでいるようで

プログラム知識、経済知識、トレード知識、英語もペラペラな優秀な人たちでした

確かにこういう人が数人いれば普通のトレーダーをいくら解雇しても問題ないでしょう

海外勢の動向を見ておきましょう

今日の相場の上下はMSMだったのでしょうか

現物株を買うために、先物で大きく下げさせたのかも

いつもの裁定取引業者の売買はそれほど変わらないようです

最後にゴールドマンの28日の建玉情報になります

手口を見る限りはほぼ変わっていません

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