オプションは勝率8割と言われる売りを戦略に組み込まないと利益が出にくい商品です
それをコールとプットの両方の売りで仕掛けるというのは統計的にも一番利益のでる戦略です
以前も28年間の統計でこの戦略が一番利益のあったということは述べました
しかし、オプション売りといいうのは、特にプット売りは、一番破産しやすい戦略で
ショートストラングルがあまりに簡単に利益を得ることができるため
初心者ほどハマりやすい戦略だと思います
もちろん、売りは証拠金がかなり必要ですので、お金のある初心者です
売りの怖さがわかってくると
ショートストラングルにリスクヘッジをつけた戦略でより硬く挑む多くなると思います
それが、両方の売りの外側に買いを組み入れヘッジをつけた
アイアンコンドルという戦略です
なんか、名前がめちゃめちゃかっこいいですよね、好きな名前の戦略の一つです
では実際にどのようなポジションになるのか見ていきましょう
クレディスイスのように、P27250とC28500の売りを仕掛けたいところですが
これではボラティリティが高くなった時におちおち寝れません
よって、以前紹介した比較的到達する確率の低い権利行使価格をまず選択しましょう
現在価格が28560円とすると
コールは現在価格から5%上の価格 29998円、一番近い250円単位のコールはC30000
プットは現在価格から8%下の価格 26275円 一番近い250円単位のプットはP26250
(5%,8%の根拠は上記にもある結局、一番利益の出る戦略ってなんなの? からです)
を仕掛け、それにそれぞれ買いでヘッジをつけたいと思います
外側のヘッジについては、500円外側の買いに設定します
9月限はもうかなり減額しているので、10月限でシュミレーションします
今回は売りを内側にしていますが、買いを内側にもってくるものでも同じです
C30500 買い 41円
C30000 売り 80円
P26250 売り 120円
P25750 買い 77円
損益チャートをみるとこのように翼を広げたコンドルのように見えなくもありません
これは、26250円から30000円まで間でSQ確定日を迎えれば
最大82000円の利益になりますが、
その間を超えてしまった場合は、上にこえても下にこえても418000円の最大損益となります
さらに利益の割には証拠金が666,000円と、かなり高めになります
ボラティリティの低い時、レンジ相場の時は最適なポジションかもしれません
ただ、このかなり安全なように見えるアイアンコンドルですが
今のように短期間で1000円以上上昇するような相場だと
コール売りの価格と証拠金が一気に膨らみます
それを外側のコール買いでカバーしているので問題ないのですが、
上は30000円までしかカバーできないので、注意してください
それ以上上昇しSQ確定日に30500円以上になると、最大損益の418000円となります
下は26250円までしかカバーできません
25750円以下でSQをむかえた場合の損益も同じ418000円です
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私のオプションとチャート知識はほぼ以下の2冊の本と経験のみ
下のリンクにある日本取引所グループの守屋さんの動画から得たものです
オプション取引のおすすめの書籍は、これを読めばいいでしょう。
最初は難しいかもしれませんが、本来オプションは理解するまですごく時間がかかります
ただ、一度理解すれば慣れてくるので是非読んでみてください
チャート分析をもっと知りたい場合は以下の書籍をお勧めします
チャート分析のようなとテクニカル分析を組み合わせることにより
より勝率を上げることができると思います
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