オプション売りをどうしてもやりたい リスク軽減コール売り

オプション取引の基礎

オプションは売りを味方につけないとオプションを売る意味がない

と言い続けてきましたが、やはりリスクが高すぎる

オプションで破産した人のほとんどが売りで破産しており、

オプション売りの恐ろしさと言うのは数々聞いています

ただ、それでもオプション売りをしたい

なぜなら、権利行使価格により勝率が9割以上のものがあるからです

しかし私の前回紹介した戦略では予想の値幅が小さすぎる27750〜28000

オプション売りよりリスクが低いが利益も高く負けにくい戦略

もっと勝ちやすい予想幅が大きく勝ちやすい戦略はないのか

それはリスク軽減したファーコール売りです

ファーコールとファープットを売るというショートストラングルという戦略

この戦略がこの統計的に一番利益が出たと言うことが

この28年間さまざまな戦略を分析した結果でも証明されています

日経225オプション 基本戦略の28年 SQ日建てSQ持込み どの権利行使価格が儲かったのか 徹底検証: ネイキッド売り クレジットスプレッド ショートストラングル ロングコンドル Kindle版
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ただその1割の確率で負けた時の損出が莫大になる可能性もあるので

この勝率が高いがリスクも高いショートストラングル戦略にリスクを軽減する3つの策を施し

勝率が高いがリスクも抑えられた戦略を考えていきたいと思います

それは以下の3つの策です

  1. コール売りだけにする
  2. 現在価格から5%離れた権利行使価格のコールに限定する
  3. コール売りの外側にコール買いを入れる(クレジットスプレッド)

コール売りだけにする

まずショートストラングルの戦略のように

コールとプットの両方を売るのではなく、コールだけ売ります

それはプットよりコールの方が徐々に上昇していく場合が多く

上昇し出してからの損切りが遅れても間に合う場合が多いからです

プットは前回以下の例で示したように、短期間で2000倍になった例もあります

鬼よりも怖いプットオプション売り

しかし、黒田バズーカでも再度ない限り、コールはそのような心配はないでしょう

現在価格から5%離れた権利行使価格のコールに限定する

上記書籍によると勝率が高いのは現在価格から5%から8%離れた行使価格を売ると言うことです

5%の例で言うと、現在の日経平均価格が27500円なので

27500 x 1.05 = 28875

C28875が一番近い権利行使価格ですが、出来高の多い250円単位の価格で売買したいので

例ではその上の29000円を売ることにします(8月限はもうかなり減価してるので9月限)

これは現在の日経平均が27500円の時の例ですが

できるだけ、コール価格が高くなっている時、相場が急上昇時に売ればもっと勝率は高くなります

コール売りの外側にコール買いを入れる(クレジットスプレッド)

ここまでするとかなりリスクは軽減するが、利益も減るのですが

どうしても相場を見る時間がない、証拠金が増えるのを見たくない

という人はこれで更にリスクを軽減することができます

ただ、これでもリスクは0ではありまりません

売った価格C29000以上に上昇すればコール売りは損になるが、

このコール買いC29500を入れていたらその場合の損が限定され

証拠金も増えなくなります

実際、C29000円になる前に証拠金が足りなくなり、強制決済という可能性もあります

例えば例をあげると、

上記のC29000に更にヘッジとしてC29500のコールを買います

差額が110-55=55 (55000円)が売買した時点で手に入ります

これが9月のSQ確定日、9月10日までに29000円をこえてこなければ利益確定となるのです

以下のシュミレーターが示すように29000円以下であれば利益は

55円(55000円)の一定になります

最大のリスクとしてはSQ確定日に29000円以上になる場合損になると言うことと

29500円の買いヘッジを同時に入れなかった場合、相場上昇時にコール売りの証拠金が膨らんでくると言うことです(買いをヘッジを入れている場合は証拠金は増えません)

繰り返しますが、このファーコール売りはコール売りだけでも勝つ確率はかなり高いです

しかし、利益を少なくしてもリスクを減らしたいならヘッジとしてC29500買いもつけることをお勧めします

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最初は難しいかもしれませんが、本来オプションは理解するまですごく時間がかかります

ただ、一度理解すれば慣れてくるので是非読んでみてください

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