相場が上がりすぎていて、どうしても下げるのは近いと思った時
通常行うのはプットオプションの買い、だと思います
ただ、これは前も述べましたように、勝率が低く、2割勝てればいい方です
なぜなら、時間が経つごとにタイムディケイにより価値が減っていくためです
(ただ例外的に、超短期の数日に的を絞り、数日後に予想通り下がらなければ決済するというはプット単体でも有効な戦略だと思います)
ではそれ以外に何か方法はあるでしょうか
その一つは、売りでタイムディケイで減る分を少しでも補う方法です
例えば以下は
日経225プットオプション買い 26000円 80円
日経225プットオプション売り 25000円 42円
これは、ただ単にプットオプションの買いだけだと82000円の費用がかかり、
相場が動かない場合でも、どんどんタイムディケイにより価値が下がっていき
26000円以下にならなかった場合にはSQ確定日には無価値になるのですが、
25000円の売りを組み合わせることにより、42000円分は最低回収できます
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次に想定利益を見ると
仮に、24500円以下になった場合は以下のように利益が
期中 604円 60万4000円 (SQ確定日前に24500円に到達し決済した場合 5月22日時点)
満期 962円 96万2000円 (SQ確定日に24500円で確定した場合)
今の日経平均が28390円なので、あと3週間足らずで約4000円の下げはなかなかないと思いますが
80-42=38 38000円の保険がこれほどまでに大きくなると言うことです
ちなみにSQ前に決済する時は買いも売りも同時に成行で行ったほうが確実です
25000円の売りの証拠金が相場が暴落すると暴騰するのではないかと思われるかもしれませんが、
26000円にプット買いがあるので、これ以下の下げは完全カバーされており、暴落でも25000円のプット売りの証拠金が増ることはありません
利益は25000円以下になるとそれ以上増えなくなりますが、
25000円以下になった場合のプット売りの損益もプット買いにより完全カバーされます
以下のチャートからもわかるように25000円以下では利益は平行線となります
売りがよく分からないからと、プット買いだけ行うより
そのプット買いにも保険をかけてコストを少なくし、より賢い保険のかけ方ではないでしょうか
プット買い単体よりお勧めです
もう一つのプット買いにコール売りと組み合わせる方法については後日述べます
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