プットオプションの買いだけでは時間経過で価値が減るし、勝つ確率も2割程度
この弱点をカバーする方法があります
それは、プットオプションの内側買いと外側売りを組み合わせた、デビッドスプレッドです
以下は、日経平均先物の現在価格が29330円の場合に以下の500円間隔のポジションをとった場合です
今回は、現在価格より少し下の価格のプットオプション、29250円を買いました
プット買い29250円 450円
プット売り28750円 310円
費用は
450-310=140 (14万円)となり
最大利益は、オプション価格の値幅500-費用140=360円(36万円)で
最大損益は費用の14万円になり、損小利大になります
コールのデビッドスプレッドと同じく、このポジションの最大の特徴は
証拠金が増えないということです
損益シュミレーターでは1,127,000円となってますが、これは間違いで、必要委託証拠金は0です
相場が下落すればプット買いの価値は上がり、プット売りの損は増えますが、
プット買いにより完全にカバーされます
予想に反して相場が上がったとしても、プットオプションの売りの価値が下がり、
その利益がプットオプションの買いの減額を部分的にサポートするからです
(実際、部分的とは2つのオプション金額が異なるので、金額の大きいプット買いの方が減額も大きく、完全にサポートできるわけではありません)
ただ欠点としては、通常プットオプションの買いだけなら
相場が下がれば下がるほど利益も増えますが
売りのポジションをとることにより、利益も制限されることになります
プットオプションの買いだけだとタイムディケイで価値が下がるのを心配しなくてはいけない
プットオプションの売りだけだと証拠金が相場が下がると爆上げするかもしれないので、不安
これらを考えると、オプション売りの用途は
プット買いがメインでその保険としての解釈が適切だと思います。
さらに、もっと利益を上げたいのであれば
同じ、デビットスプレッドのポジションをもう一組追加すればいいのです
だだ、単体で売買するのと違い、
含み益はSQ確定日にならないと確定しない
ということを忘れないでください
なぜなら、売りと買いのポジションがお互いを打ち消すので、
SQ確定日前に決済してもほぼ利益はでないのです。
シュミレーターで損益(期中)というのが途中決済した場合
損益(満期)というのがSQ確定日に自動決済した場合になります
オプションの参考書籍に関しては、是非こちらを参考にしてください
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