投資系Youtuberの動画とかを見ると、テクニカル分析をよく使っているのですが、
結果が全く出ていないため、テクニカル分析の重要性を疑ってる人が多いようです
しかし、これはこのYoutuberの分析が下手なだけで、
テクニカル分析自体が間違ってるわけではありません
そもそも、このYoutuberは自分の相場観に合わせて、設定を調整したり
その時の自分の相場感に合っているテクニカル指標を使うという
テクニカル分析の使い方が間違っているため、多くの人に誤解を与えているようです
しかし、私が言いたいのは、
テクニカル指標は、世界中の人が見ている共通の指標なので、それが示す影響は大きい
と言うことです
私自身、テクニカル分析はもう17年ほど使っており、指標の示す通り動くことも少なくありません
その中で気づいたのはやはり昔から標準として使われているインジケーターほど信頼できるということです
それを信頼できると思われる順番で言うと
- 移動平均線
- トレンドライン
- ボリンジャーバンドやエンベロープ
これらは世界中の投資家やファンドに長年使われてきたため、信頼できます
MACDやストキャスティクスやRSIなどは信じてない人も沢山いるので、
上記の3つ指標でもわからない場合に補助として使ってるのみで、
私は主な判断材料としては使用していません
後、日経平均の予測をする時も
日経平均のチャートよりS&P500のチャートを信頼してます
なぜなら、例えばS&P500の下落が止まらなければ、日経平均の下げも止まることはほぼないし
S&P500のチャートの方が日銀などの介入がないため、チャートが素直であると言うことからです
ではそれぞれの見方について少し詳しく話します
1.移動平均線
これはチャート分析では絶対に無視できない指標で、日本では25日線、75日線、200日線がよく
使われますが、S&P500のチャートを見る際は、海外でよく使われている20日線、50日線、100
日線、200日線を見ています
最近の例を見てみると、7月19日のS&P500の下げは50日線付近で反発しました
黄色の線が50日線になります
2. トレンドライン
トレンドラインも移動平均線と同じぐらい重要な指標で、
通常、トレンドライン上辺は高値3つ以上を結んだもので、
トレンドライン下辺は安値3つ以上を結んだものが信頼性が高いと言われています
例えば以下は日経平均先物の高値をトレンドラインで結んだものです
いくつか上にはみ出ているものもありますが、あまり気にしなくていいです
より多くの点を結めばより信頼性のあるトレンドラインになります
例えば先物のリアルタイムの板情報を見ると
相場が上昇しているときはトレンドライン付近の価格に大きな売り
相場が下降している時はトレンドライン下辺あたりの価格に大きな買いが見られます
ここから反発や反落すると思っている人が多いと言うことです
3. ボリンジャーバンドやエンベロープ
ボリンジャーバンドはバンドウォークってなに? 初心者編でも述べています
この指標は本来トレンドを示すもので順張りによく使われるものですが、
このラインで反発することも多いので逆張りとしても使えます
実際、S&P500のチャート過去一年を見ると、
相場が下げている時にトレンドラインでも止まらず
50日移動平均線でも止まらず、
ボリンジャーバンドの−3シグマで止まっている場合が過去のデータを見ると何回か見られます
エンベロープは、乖離線と呼ばれるもので、日経平均が移動平均20日線から
5%や−5%、10%や−10%付近まで乖離した場合、
一旦下げ止まり、上げ止まりになることが多いです
経験上、暴落時でもこの線まで来たらとりあえず反発することが多いです
逆張りに使われることが多い指標です
S&P500のチャートを見ると、下落があった場合、上記3つのどれかで反発や反落している場合が多いです
よって、例として、もし買いを考えている場合、
これらの示す価格ラインまで来た時に、打診買のコールを入れる
などは一つの有効な戦略ではないかと思います
オプション取引のおすすめの書籍は、これを読めばいいでしょう。
最初は難しいかもしれませんが、本来オプションは理解するまですごく時間がかかります
ただ、一度理解すれば慣れてくるので是非読んでみてください
チャート分析をもっと知りたい場合は以下の書籍をお勧めします
ぜひこちらも参考にしてください
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