下げると予想した時にプット買い単体以外の戦略②

オプション取引の基礎

下げると予想した時にプット買い単体以外の戦略①ではオプション売りで買いのコストを下げる戦略を説明しましたが、

他にもプット買いと組み合わせて時間経過による買いの価値低下をヘッジする方法はあります

それは、コール売りとの組み合わせです

コール売りは、日経平均が下がるとその価値が下がります。

もしくは時間が経過すると、タイムディケイにより価値は下がります

これを利用して、プット買いの価値がタイムディケイにより下がるのを補おうという戦略です

利点としては、日経平均が下がった場合、プット買いの利益だけではなく、

コール売りの価値が減ることで、ダブルで利益が得られるということです。

欠点としては、①で説明したプット売りでカバーするのと異なり

日経平均が上がったときのヘッジ(カバー)がないため、

証拠金が高くなります

ではどのくらいになるか、シュミレーターで見てみると

P26000 プット買い 80円

C29500 コール売り 100円

この場合の証拠金は854000円

かなり高いですね、ただ、もしSQ確定日までに29500円まで到達しない場合、

80円(プット買いの80円)が戻ってくるどころか、100-80=20で2万円利益となります。

ただ、最大の利点は下げる保険をかけておいて、

26000円以下に下げなくても2万円の利益があるというポジションです

リスクとしては、29500円以上になると、プット買いで払った8万円が戻ってこないどころか

29500円を超えた分の損が追加されるので、注意してください

ぜひこちらも参考にしてください

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